ふぐ毒は、ふぐ科の魚以外にも毒を持っているものもいます。
例えば、琉球列島や熱帯の海に生息しているツムギハゼや、中米に生息しているカエルやカリフォルニアにすむイモリは毒を持っているものもいます。他にも、無脊椎動物や海藻、食物にもテトロドトキシンを持っているものもいるそうです。
テトロドキシンは、ふぐ毒と言われているのに植物や海藻にも発見されているのは、なぜでしょうか。
ある文献によると、テトロドトキシンは河豚の個体そのものが保有しているのではなく、食物連鎖の中でフグが餌として
食べている海洋細菌からテトロドトキシンを作り出す種類がいることがわかったそうです。