続・河豚とは?〜その④ フグの味覚と料理について

 

t_puffer_a06ふぐの食べ頃は、秋の彼岸から春の彼岸までと言われています。

ちなみに、秋のお彼岸は9月20日~26日までの7日間で、春のお彼岸は3月18日~24日の7日間となります。

秋の彼岸を過ぎた頃に、河豚の産卵期が終わり、栄養を蓄えて体力や肉付きが回復しはじめるということで、食べごろになるようです。

実際には、12月から翌月2月の最も寒い時期が美味と言われています。

そして特に、産卵前の2月頃の身肉・白子の味わいは格別で、他のものでは味わえない最高の美味しさを堪能出来ます。

とら河豚の旨みの秘密は、筋肉の中に多く含まれるアミノ酸の「グリシン」と「リジン」が影響しています。

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続・河豚とは?〜その② フグの形態について

ふぐのイラスト(斜め前)数年前に「ふぐとは?」という題名で、その定義や生態などを記事として投稿しましたが、

改めて、意外と知らない河豚のことを紹介してみたいと思います。

 

今回は、その形態について。

 

フグの形態について

 

フグは沿岸性の魚類ですが、前回中国の例でお伝えした通り、河口まで上るものもあります。

 

顎の筋肉が発達しており、歯が強いので、小魚の他、甲殻類・ウニなども餌にします。

その強い歯で釣り糸も簡単に噛み切ります。

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